2018年3月29日オープンTOHOシネマズ日比谷の4Kプロジェクター導入スクリーン
というわけで、3月29日からオープンするTOHOシネマズの新たなフラグシップシアター「TOHOシネマズ日比谷」
先日閉館した日劇に変わる東宝の旗艦シアターとして大きく期待されるTOHOシネマズ日比谷。IMAXやドルビーアトモス設備も導入されますが、やはりこのブログをご覧になる方たちが気になっているのは、ズバリ「4Kプロジェクターが導入されているのはどのスクリーンなんだ?」ということでしょう。
というわけで、当ブログの初っ端の記事でもやったように、「直接劇場に電話して訊いて」みました!
TOHOシネマズ日比谷のスクリーン構成は以下の通り。
スクリーン | 座席数(車椅子用) | スクリーンサイズ | デジタル音響 |
---|---|---|---|
SCREEN 1 | 456+(3) | 19.8×8.3m TCX® | カスタムオーダーメイドスピーカー |
SCREEN 2 | 98+(2) | 8.2×3.4m | デジタル5.1ch |
SCREEN 3 | 98+(2) | 8.1×3.4m | デジタル5.1ch |
SCREEN 4 | 339+(2) | IMAX®デジタルシアター | イマーシブ・サウンド |
SCREEN 5 | 395+(2) | 16.5×6.9m TCX® | DOLBY ATMOS(対応作品のみ) VIVEオーディオ |
SCREEN 6 | 98+(2) | 6.3×2.6m | スカルプトサウンド |
SCREEN 7 | 151+(2) | 11.8×4.9m | VIVEオーディオ |
SCREEN 8 | 120+(2) | 8.8×3.7m | VIVEオーディオ |
SCREEN 9 | 257+(2) | 12.9×5.4m | スカルプトサウンド |
SCREEN 10 | 98+(2) | 8.5×3.6m | デジタル5.1ch |
SCREEN 11 | 98+(2) | 9.1×3.8m | デジタル5.1ch |
SCREEN 12 | 489+(2) | 15.0×6.2m | VIVEオーディオ |
SCREEN 13 | 106+(2) | 7.1×4.1m | デジタル5.1ch |
13スクリーン | 2,803+(27) |
※ちなみに12,13スクリーンはスバル座とみゆき座を改装したものです。
早速結論から書きますと、4Kプロジェクター導入スクリーンは
TOHOシネマズ日比谷
2.3.6.7.8.10.11番スクリーン対応
です。
まあ、大方の予想通りといいますか、TOHOシネマズはTCXとかアトモスとかの導入スクリーン(簡単に言うと大きいスクリーン)には相変わらず4Kプロジェクターを導入していません。
この中でも比較的大きめなスクリーンは7番ということになりますので、4K対応の作品が上映される場合は目安にしていただくといいかもしれませんね。
最近では4Kモニターの普及もあって、UHDや配信などでも4K素材の需要がたかまりつつあり、結果的に映画館でかけられる大本の映画がいつまでも2Kじゃおはなしにならないという状況です。それにともなって、実は結構様々な作品が4Kマスターで製作されています。
CGIなどの処理が多用される大作路線の作品では従来2Kがメインになっていましたが、そこでも(ピュアな4Kかどうかは別として)4Kマスターでの作品が数多く製作されてきています。
なので、みなさんも4Kマスターの作品が公開される時には、ちょっとこちらのリストなどを参考にして、4Kプロジェクターで上映されているスクリーンを選んでみるのはいかがでしょう。中には「ほんとに4K?」という作品もありますが、明らかに「うお!」というぐらい視力がアップしたかのように美しい映像が観られる作品もあり、鑑賞時の印象も大きく変わる場合もあります。
これからも4K作品を応援していきましょう!
追記:
イオンシネマシアタス調布
10番ウルティラスクリーン対応
2017年秋にオープンしたイオンシネマの新たな劇場「シアタス調布」は10番スクリーンのイオンシネマ独自ラージフォーマットの「ウルティラ」に4Kプロジェクターを導入。今年オープンの広島イオンシネマ西風新都でもウルティラに4Kプロジェクターを導入する予定だそうで、ラージフォーマットだからこそ意味のある4Kに対して誠意ある対応ですよね。
実際シアタス調布さんのウルティラで鑑賞した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は大変美しい映像で、サウンドも高品質でした。
とは言え、スクリーンのアスペクト比がシネスコでもビスタでもないサイズで、恐らく1:1.9の4KDCI準拠のアスペクト比だと思われますので、実はシネスコサイズ(スコープ)だと上下に黒味があり、ビスタサイズだと左右に黒味が出るという微妙な上映になります。もっとも、恐らく4Kマスターのビスタサイズ作品ならもしかしたらスクリーンぴったりの上映になるんではないかと……
ただ、TOHOシネマズ日比谷の4K対応スクリーンがいずれも小さな箱なのが判明しましたので、レーザーIMAXが2019年池袋にオープンするまでは、4K対応スクリーンとして最大級の大きさであるこちらのウルティラは、4K対応の大作を観る選択肢としては上位に来るのではないでしょうか。
TOHOシネマズ新宿
1.5.6.8.11.12番スクリーン対応
新宿ピカデリー
3番スクリーン対応
バルト9
対応なし(色々な方から「バルト9は対応スクリーンがあると思います」というご意見と、他のWEBページなどでも「対応」という表記があるのですが、再度電話で念を押して確認しましたが、やはり全スクリーン2Kプロジェクターだそうです。残念! とは言えバルト9の上映水準は極めて高いことを付記しておきます)
TOHOシネマズ渋谷
対応なし
TOHOシネマズ日劇・シャンテ・みゆき座
対応なし
TOHOシネマズ六本木
3.4.5.6番スクリーン対応
TOHOシネマズ日本橋
1.2.3.6.9番スクリーン対応
シネマメディアージュ
3.4.5.6.8.9.10.11.12.13番スクリーン対応
TOHOシネマズ府中
3.5.6.7.8番及びプレミアスクリーン対応
TOHOシネマズ西新井
対応なし
Tジョイ品川
対応なし
Tジョイ大泉
1.2.3.6.8番スクリーン対応
ユナイテッドシネマとしまえん
1.5.6.7.9番スクリーン対応
ユナイテッドシネマ豊洲
2.3.4番スクリーン対応
109シネマズ二子玉川
全スクリーン対応
109シネマズ木場
1.4.6.7番スクリーン対応
立川シネマシティワン・ツー
全スクリーン対応
埼玉県
TOHOシネマズららぽーと富士見
2.4.5.6.8.9番スクリーン対応
神奈川県
TOHOシネマズ川崎
1.2.3.4.8番スクリーン対応
TOHOシネマズららぽーと横浜
2.4.6.7.8.9.10.11番及びプレミアスクリーン対応
TOHOシネマズ海老名
3.6.8.9.10番スクリーン対応
109シネマズ川崎
2.3.5.8.10番スクリーン対応
109シネマズ港北
対応なし
千葉県
シネマイクスピアリ
13.14以外すべて対応
TOHOシネマズ市川コルトンプラザ
2.3.5.6.7.9番スクリーン対応
TOHOシネマズららぽーと船橋
全スクリーン対応(しかし4K上映の予定はなしとのこと。プロジェクターはSONY製とのこと)
USシネマ木更津
ADMIXシアター(ATMOS対応)のみ対応※ただし、3D上映では2Kになるようですので、例えば『ローグ・ワン』の場合【2Dのみ4K、ATMOSは3Dのみ=2K】
成田HUMAXシネマズ
1.2.4.6.8番スクリーン対応