いよいよ発売になりました「2016年邦画革命」の嚆矢となった『シン・ゴジラ』ブルーレイBOX。今回はUHD-BDが収録された4枚組BOXと、UHD-BDを省いた3枚組BOX。そして、特典ディスクが1枚のみの通常版とが発売されました。
『シン・ゴジラ』マニアならこちら一択というべき『3枚組』(あるいは4枚組)に付属する特典ディスク(こちらがメインディッシュという方も多いでしょう)を早速視聴しましたので、気になったところを幾つかツイートしてみました。以下はそちらからの転載としてまとめました。
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『シン・ゴジラ』ブルーレイ特典ディスクより「現場未使用テイク集」及び「現場NGシーン集」
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國村隼氏があの名台詞をまさかのNGw
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発生可能上映で塚本晋也監督が言ってた「やたらと大げさに言わされて、結局抑えてくださいと」そのシーンがまさかの収録ww これは酷いwwww
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瀧は真顔がそもそもNGみたいなところがあるからなあ。
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石原さとみさんの長台詞は英語発音もあるし同情しかない。うしろのマフィアさんと合わせて笑えるんですけどねww
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楽しいww 完全にハマっってしまう犬童監督w 他の2人も監督なのでジッと待つww
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カヨコのラストシーンにもちゃんとマフィアがいたことが判明!!
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尾頭さんが初めて笑顔を見せるカットの未使用テイクがなんと24テイクも。完全に狂気を感じさせるwww
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完成品では歩きながらのシーンになってるけど、カット尻にちゃんとマフィアがいるのが笑えます。
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iPhoneの撮影でも4Kの解像度で撮影してますね。ちょうど6sが出た頃だから、それを使っているんでしょうね。
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シーン251は撮影台本だと熱焔が駅構内に襲いかかってくるカットですね。ここも撮影はしていたけどカットと。あのあたりの人的被害の直接描写はやはり完成する際に削られたわけですね。川崎駅の表記はマスクされるので大丈夫ですね。シナリオ上は東京の地下鉄構内。
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カットされたけど、総理が激昂するシーンもいくつかテイクがあるんですね。「考えろ!!」「下を向くな!」は完成品にのると浮くかもしれないけど、いいシーンだと思います。震災の時に激昂していた宮崎駿を思い出したりしますね。
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一生一世一代のセリフ「ごめんなさい」が別テイクだと「だって……すいません……」という情けないものになってるw 「ごめんなさい」に変更したのは完璧ですな。
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カメラと解像度のデータも乗っけたままなので資料性が高くていいなあ。iPhoneも多いけど、高解像度でも撮影してるんだね。
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一応こういうのも撮ってたんだな。死傷者の描写は完成品のバランスがやはりベストだとは思う。
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使われなかったアニマトロニクスもさすがにけっこうクオリティ高かったんだなあ。でも、やっぱり『ジュラシックパーク』の時もそうだけど、混在すると違和感あるんだろうなあ。
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駅員も小出恵介だったのか!
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♡は庵野が足したのかww
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「分かりそう」は塚本晋也直筆かw特典ディスクは庵野秀明監督責任編集ということもあり、ストイックなまでに「マニア向け」として「アーカイブ」に徹しているのが素晴らしいです。ナレーションを入れてドキュメンタリー風なものにするでもなく、LD時代の特典ディスクを彷彿とさせる資料のみの収録。それでいて、発生可能上映で言及されて気になっていたシーンが収録されていたり、尾頭さんの「笑顔のシーン」24マルチアングル収録とか、サービス精神だったり、笑ってくれと言わんばかりの収録コンテンツもあったりして、観ていて飽きないディスクになっています。一番楽しめる「プレヴィズ」映像も、庵野秀明監督自身がモブの声を当てていたりするのが分かったりして、これまた面白い特典になっています。